ゴーストたちの復讐劇が始まる― 『ゴーストバスターズ/アフターライフ』の予告編
【最近の私】今年は『THE BATMAN-ザ・バットマン-』『トップガン マーヴェリック』などが公開待機中ですが、感染症による影響が出るか心配です。
新型ウイルスの影響で、新作映画の多くが、公開延期となっている。年が明けてから、オミクロン株による感染者が増加。また映画館が休業となるのか不安要素はあるが、今回は2月から公開予定の『ゴーストバスターズ/アフターライフ』(2021年)の予告編を紹介したい。
予告編は、シングルマザーのカリー(キャリー・クーン)が、息子トレヴァー(フィン・ウルフハード)、娘フィービー(マッケナ・グレイス)と一緒に、オクラホマに引っ越す場面から始まる。母親は子どもたちが、新しい土地で生活できるか不安だ。3人が暮らすのは、カリーの父が残した家。その家には、ゴーストバスターズのメンバーが並ぶ写真が飾ってある。そう、カリーの父親は『ゴーストバスターズ』(1984年)でバスターズの一員だったイゴン・スペングラー(ハロルド・ライミス)なのだ。カリーは、彼がこの家以外には、家族に何も残さなかったと思っている。だが、車庫で孫たちが見つけたのは、かつてゴーストバスターズの愛車、ECTO-1だった!
一方、この街では断層もないのに、地震が毎日起こっていた。そして、地中の奥から、何かが飛び出してくる。フィービーは、おじいちゃんがこの街で何をしていたのかを探そうとしていた。街には次々と怪現象が起きている。
そして地面が割れ、大量のゴーストが目覚め始めた。予告編を観ると、『ゴーストバスターズ』第1作目に登場した白くふわふわのマシュマロマン、四足で素早く動くテラードッグなどが再び出てきて、オリジナルのファンには喜ばしいサプライズだ。その他にも、幽霊のエネルギーを探すPKEメーターや、ゴーストを観ることができるゴーグルなどの機器も、再び登場している。祖父の残したバスターズの武器を使い、孫たちが2代目ゴーストバスターズとして、怪奇現象に挑むのか。
アイヴァン・ライトマン監督のもと、ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、ハロルド・ライミス出演で1984年に制作された『ゴーストバスターズ』がヒットを記録し、続編『ゴーストバスターズ2』(1989年)が公開された。2014年にハロルド・ライミスが死去した後にも続編を制作する動きがあったが実現せず、2016年には、メンバーを女性に変えたリブート『ゴーストバスターズ』(2016年)が制作された。
今回の『アフターライフ』は、『2』の正式な続編として作られている。ちなみに、新作の監督は、アイヴァン・ライトマンの息子、ジェイソン・ライトマンである。父親が作り上げた『バスターズ』のアイテムや設定を引き継ぎ、新しい世代のゴーストバスターズを蘇らせようと試みたのではないか。
予告編は、ある人物が声だけ登場する場面で終わる。この声は、おそらくビル・マーレイだと思われる。マーレイはリブート版でも出演していたので、今回も特別出演してくれたら、嬉しいですね。新たな続編がどうなっているのか、映画館で確認してきます!
今回注目した予告編:
『ゴーストバスターズ/アフターライフ』
監督:ジェイソン・ライトマン
出演:キャリー・クーン、ポール・ラッド、フィン・ウルフハード、マッケナ・グレイス
2021年2月4日より公開
公式サイト:https://www.ghostbusters.jp/
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Written by 鈴木 純一(すずき・じゅんいち)
映画を心の糧にして生きている男。『バタリアン』や『ターミネーター』などホラーやアクションが好きだが、『ローマの休日』も好き。
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戦え!シネマッハ!!!!
ある時は予告編を一刀両断。またある時は悪役を熱く語る。大胆な切り口に注目せよ!
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